手のひらから零れて落ちてゆく
二人で交わした約束
熱は冷めて遠くで泣いていた
散ってしまうのはアネモネ
今でも泣いてる?
今なら笑えるよ
朝を探そうか 夢と手繋いで
風に接吻けて愛を唄いながら
涙拭っては消えた温もりを
瞼に焼き付け飲み込んで行くから
掬い上げて埋めて燃え尽きて
放り投げたのは残像
眠ったまま呼吸を忘れてた
足跡は二つ連なる
唄って欲しいの?
別れの唄なんて、
夜を掻き分けて朝は待ち惚け
足で踏み消した煙草を投げ捨てて
冬を燃やしては春を誘って
瞼を落として笑って家を出た
焼け焦げた心 視界は曇って
深爪したのは傷付けないように
愛してるのなら抱き締めて離して
爪を伸ばすのは傷つかないように
A→A→B→S→A→A→B→S→S