BORDER


星屑のメモリィ

重ねた季節が音もなく過ぎて
夜の世界に散らばる 記憶を抱いて
繋いだ手と手が離れないように
見上げた空に願いを 口唇で紡いだ

二人で同じ時を過ごす奇跡が
ただ ただ 続けばいい

夜に降り注ぐ星屑 いつまでも出会いを奏でた
今を鮮やかに積み上げて 遠くまで響いて
幾億もの時を超えて 伸ばしてた指先に触れる
息が止まるほど美しい今日と云う輝き


優しく願いは扉を閉ざして
零れて落ちた欠片を 拾い上げてた
気付けば誓いは容易くほどけて
夢は終わりを告げてく さよならのキスを

いつしか思い出は貴方を巻き込み
ほら また 薄れていく

夜に降り注ぐ星屑 指先を空へと伸ばして
今を想うほど埋もれてく記憶たちを撫ぜた
止め処なく溢れる涙 哀しみと一緒に織り上げ
色褪せないでとあの空に永遠を願った


夜へ降り注ぐ星屑 「泣かないで」あなたが笑って
明けない夜などないんだと囁いた気がした
幾億もの時を超えて この星に届いた光を
二人で眺めた幸せを忘れないでいくよ

A→B→S→A→B→S→S