うたかた


君の前で

二人で歩いた街の喧騒
一人で歩いて孤独を感じた

新しいもの見付けて
君に伝えることも
雑踏の中
君に手を伸ばしても

ずっと傍にいたい
ずっと、ずっと
傍にいられると思っていたんだ
疑いもせず


二人で過ごした優しい日常
一人で過ごしたら なんだかとても寂しくて

振り返った先の君がいない空白も
何度も呼びそうになる 大好きな名前も

逝かないで、って
叫べば叶っただろうか
いつも通りだったすべてが
悲しい現実突き付けるから

好きだよ
何度も唇を動かした
君が眠る石の前で

決して忘れない
君を忘れたりはしないから