楽しい日々に掻き消されて
君を忘れてしまう
薄れてゆく日々
増える事のない思い出
積み重なってゆく
君のいない毎日
救われたくなかった
優しい日々などいらなかった
忘れてしまうのなら
いっそ僕の時間を止めて
馬鹿な事を願ったあの頃
君がいないのに
夜が明けて 朝が来る
君がいないのに
人は笑い 人は怒る
どうして連れていってくれなかったの
君がいないこの世の中じゃ
生きていくことが何よりも辛い
進む毎日
繰り返す出会いと別れ
もう優しさなんていらなかった
見つけてしまった新たな幸せ
もう誰も喪いたくない
見つけてしまってからじゃ遅かった
君をあの日に置き去りにしたままで
僕はまた歩き始めてしまった
もう一度だけ幸せを願ってもいいだろうか
忘れたりはしないから
君を忘れたりはしないから
逃れられないのなら、受け入れるしかないから。
昔の詩、２段。